電力モニターとは
電力モニターとは、導入した太陽光発電システムの稼働状況や消費電力状況が一目で分かる電力モニターのことを指します。
電力モニターで表示される情報
表示される情報については各メーカーによって異なるものの、一般的には下記のような情報が表示されます。
- 現在の発電量
- 現在の電気使用量
- 売電・買電の状況
- 時間別・日別・月別の使用電力量
- 時間帯別電気料金
- CO2削減量 など
電力モニターでは、太陽光発電システムの発電量や売電の状況、現在の消費電力量などが可視化されるため、太陽光発電システム自体の節電効果だけではなく、家族の節電意識も高まり、結果として大きく節電することができるようになったという声がよく聞かれます。
電気の使用状況が数値で示されると、無駄遣いや省エネの効果なども客観的に把握できるので、より意識的に節電が実施できるようになり、結果として太陽光発電システムの導入効果が促進される、ということですね。
また、最近の電力モニタでは、太陽光発電システムの発電量を森林面積や石油消費量、CO2削減量など分かりやすく意識しやすい数字に換算して表示してくれるものなどもあり、子供の環境教育などにも活用することもできます。
電力モニターのタイプ
電力モニターには、主に下記のようなタイプがあります。
- 壁に設置するモニター
- 有線のLANに接続するモニター
- ワイヤレスモニター
最近ではワイヤレスモニターが主流になっているようです。ワイヤレスモニターであれば家中のどこにいても好きな場所で見られるので、より画面を見る機会も増えるでしょう。
モニター画面についても大画面タイプのものから小型のコンパクトなものまでありますし、デザインも様々です。
パソコンにも接続して、データ管理はもちろん、パソコンから写真データをアップロードしてフォトスタンドとしても使用することができるタイプのものなどもあります。
太陽光発電システムの導入効果を出すためには、実際のシステム稼働だけではなく、稼働状況のチェックや日頃からの節電に対する意識、取り組みが非常に重要となります。
電子モニターは太陽光発電システムのPDCAサイクルで言うところの「Check(チェック)」にあたる部分ですので、附属品とはいえども非常に重要な役割を果たしています。
電子モニターを選ぶ際のポイントは、太陽光発電システムの運用を家族で楽しむことが出来そうかどうか、という点です。
たとえば子供がいる家庭とそうでない家庭では、運用の仕方や楽しみ方も少し異なってくると思います。家庭内での実際の使用シーンをイメージしながら、フィットした製品を選んでいくとよいでしょう。