売電とは?
売電とは、太陽光発電システムで発電した電力を、各電力会社に買い取ってもらう制度のことを指します。
文字通り、自宅で発電した電力を電力会社に「売る」形になるため、「売電」と呼ばれます。
太陽光発電システムを自宅に導入した場合、日中は太陽電池モジュールに当たる太陽光を電力に変換し、発電することができます。
この電力は、もちろん家庭用の電力として利用することもできますが、全ての電力を利用しない場合には、余剰電力分を電力会社に買い取ってもらうことができるのです。
電力会社に電力を売る場合、売電による収入を得ることができます。
そして、詳しくは追って説明しますが、売電収入の何よりのポイントは電力会社による電力価格が、買電価格(電気を買う価格)よりも大幅に高く設定されているという点です。
更に、買取価格が高く設定されているうえ、その価格は固定されており、一定期間は必ず固定の価格で買い取ってもらえることが保証されています。
つまり、現状は太陽光発電システムを設置して売電すればするほど確実に収益が得られる状況となっているのです。
この売電収入が、太陽光発電システムを導入する上での何よりの魅力です。
詳しくは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を参考にしてください。
太陽光発電システムにあまり詳しくない方の中には、太陽光発電システムは設置すると自家発電ができるので電気料金が削減できるということだけしか知らない方も珍しくないのですが、実際には導入される方のほとんどが、この売電による長期的な収入を見越して高額な太陽光発電システムを設置しているのです。
太陽光発電システムは、環境意識が高い家庭だけが導入しているのではなく、経済的なメリットを理由として導入している家庭が多いのです。