太陽光発電ローン(ソーラーローン)とは?
太陽光発電システムは、100万円~200万円以上する、とても高額な商品です。
もちろんシステムの導入後は電気代が削減できるので家計の支出が減りますし、売電収入を得ることもできるので、10年~20年といった長い目で見れば大きな経済的メリットがあるのですが、やはり導入時の初期費用負担が大きいという点はネックです。
そんな初期費用の支払いにお悩みの方のために、銀行や信用金庫などの金融機関は、太陽光発電システムを導入される方向けのローンを提供しています。
こうしたローンは太陽光発電システムの普及・拡大を目的として官・民が一体となってプランが用意されたケースも多く、年利の引き下げなど様々な優遇条件が用意されており、一般的には「ソーラーローン」と呼ばれています。
太陽光発電ローン(ソーラーローン)のタイプ
太陽光発電ローンには、主に下記のタイプが存在しています。
- リフォームローンとのセットプラン
- ソーラーローン
前者の場合は、住宅のリフォームローンとして提供されているローンに太陽光発電システムの設置による優遇プランがつくケースで、増改築時に太陽光発電システムを併せて導入する場合に利用することができ、通常の金利よりも安くリフォームローンを組むことが可能となります。
後者の場合は太陽光発電システムの普及・拡大を目的として独自に設けられた太陽光発電システムのためのローンとなります。
太陽光発電ローン(ソーラーローン)を提供している金融機関
太陽光発電ローンを提供している金融機関としては、地方銀行や信用金庫、カード会社などがメインになっています。また、JAバンクや「ろうきん」などでもローンを用意しているケースがあります。
メガバンクでは、三菱東京UFJ銀行がリフォームローンの「エコ優遇」制度の中で、太陽光発電システムを優遇対象としており、通常金利よりも-0.5%でローンを組むことができるようになっています。
太陽光発電ローン(ソーラーローン)の選び方
太陽光発電ローンを選ぶ際には、下記の順番で金融機関に相談してみることをおすすめします。
- 住宅ローンを組んでいる金融機関
- メインバンクとして口座を開設している金融機関
- ソーラーローンを提供している金融機関
まずは、住宅ローンを組んでいる金融機関があればその機関に相談してみましょう。住宅ローンを組んでいる場合、そうでない場合と比較して金利が優遇されることがありますので、より有利な条件でローンを組むことが可能となります。
また、住宅ローンを組んでいない場合でも、口座を持っている金融機関であれば、金利引き下げの対象となることがあります。
そして、上記のように現在利用している金融機関がない場合には、ソーラーローンを提供している各社の金利条件や上限貸出金額、最長返済期間などを比較・検討した上で、よりよい条件でローンを組むことができる機関を選ぶようにしましょう。
太陽光発電ローンを提供している金融機関の一覧については、下記のページを参考にしてください。
また、上記の金融機関以外にもソーラーローンや優遇プランを提供している金融機関は存在していますので、お近くの金融機関や行政機関に問い合わせてみるとよいでしょう。