太陽電池モジュール(ソーラーパネル)のメーカー比較
ここでは、日本の主要な太陽光発電メーカーが販売している主力の太陽電池モジュール(ソーラーパネル)製品の概要と価格の一覧比較表をご紹介しています。
■主要メーカーの太陽電池モジュール一覧比較表:
メーカー名 | 製品名 | モジュールの種類 | 公称 最大出力 |
モジュール 変換効率 |
メーカー 希望小売価格(税込) |
Wあたり単価 |
シャープ | NQ-195AA | 単結晶 | 195w | 16.9% | 109,830円 | 563円/w |
モジュール表面の電極をなくし受光量をアップさせるBLACKSOLAR技術を採用し、送電ロスと発電ロスを大幅に削減。低反射ガラスとルーフィット設計(形状の異なる4種類のモジュールを組み合わせて設置)により発電量が大幅アップ。 | ||||||
パナソニック | HIT233シリーズ | 単結晶系ハイブリッド型 | 233w | 18.2% | 152,250円 | 653円/w |
単結晶とアモルファスのハイブリッド型。トップクラスの発電量を誇る。高温に強い。汚れが溜まりにくいウォータードレインコーナー採用。パナソニックと三洋電機の技術を結集させた高性能モジュール。 | ||||||
多結晶154シリーズ | 多結晶 | 154w | 13.5% | 92,400円 | 600円/w | |
従来品より約16%小型化し、日本の屋根形状に多い寄棟屋根に適したサイズとなっている。1Wあたりの単価も従来品より約12%安価な571円。発電効率はHITシリーズに劣るが、安価で導入しやすい。 | ||||||
京セラ | ECONOROOTS typeR KJ195P-3CRCE |
多結晶 | 195w | 16.6% | 102,375円 | 525円/w |
「低反射カバーガラス(特殊加工によって光の透過率を高め、反射ロスを抑える技術)」と「d.Blue(太陽電池セル表面にミクロン単位の微細な凹凸層をつくり、反射ロスを抑える独自技術)」のダブル効果で発電量のアップを実現。 | ||||||
三菱電機 | PV-MA2120J | 単結晶 | 212w | 14.9% | 142,485円 | 672円/w |
業界初となる4本バスバー電極セル、グリッド電極の細線化、低反射カバーガラスなど三菱の技術を結集し、発電量をアップ。塩害から守る「3層構造バックフィルム」や雨にも埃にも強い「防汚フレーム」、2mの積雪にも耐える「プロテクションバー」など耐久性にも強み。 | ||||||
東芝 | SPR-240NE-WHT-J | 単結晶 | 240w | 19.3% | 176,400円 | 735円/w |
「反射低減コート(ARコート)」により反射ロスを低減。東芝の優れた発電機能を更に進化させ「バックコンタクト方式」を受け継いだ240Wモジュール。世界トップレベルの発電力を実現した画期的なモジュール。 | ||||||
ソーラーフロンティア | SF160-S | CIS薄膜 | 160w | 13.0% | オープン | ー |
CIS太陽電池。従来の結晶シリコン型と比較すると高温時の出力ロスが少なく、部分的な影の影響も少なく、太陽光に当たると出力が上がるという優れた性質を持っているので、実質的な発電量で結果を出すことができる。 | ||||||
カナディアンソーラー | CS6A-215MM | 単結晶 | 215w | 16.5% | 142,222円 | 661円/w |
高効率単結晶シリコン。のモジュール強度は、JIS規格2400Paの2倍以上、5400Pa。耐久性に非常に優れている。美しいセルの模様とブラックフレームのデザイン性の高さも好評。安心の25年保証。 | ||||||
サンテックパワー | STP255S-20/Wd | 単結晶 | 255w | 15.70% | 160,650円 | 630円/w |
ソーラーパネル生産量世界第1位を誇るサンテックパワー。一つ一つのセルを大きく設計することで集光面積を広げ、高い変換効率を実現。黒を基調とした美しいデザインはグッドデザイン賞を受賞。安心の25年保証。 |
上記はあくまで各メーカーの主力製品であり、メーカーごとにそれぞれ低価格帯から高価格帯の製品を取りそろえていますので、実際にはメーカーごとの特長を把握した上で、気に入ったメーカーの製品ラインナップの中から選ぶようにするとよいでしょう。
なお、上記に掲載されているメーカーの希望小売価格は、あくまで希望小売価格であって、実際に販売されている製品は上記価格から20%オフ位のイメージで購入することができると考えてください。
また、ここでは価格を比較しやすくするためにW単価(製品価格/公称最大出力)という単位を用いていますが、例えば結晶シリコン型は温度上昇により出力が低下するが、CISは温度変化に強いなど、モジュールのタイプによっても様々な特性があるため、一定環境下における発電量ではなく実際環境下における発電量の費用対効果については、自宅が置かれた状況によって大きく異なってきます。
変換効率や価格、出力などを単純に比較するのではなく、自宅の周辺環境や屋根のタイプ、気候条件など様々な個別条件を加味した上でもっとも費用対効果が高いメーカーおよび製品を選択することが重要です。
そしてこれらの条件に基づいてもっともベストな太陽電池モジュールを選ぶことは素人にはかなり難しいので、専門家に相談し、屋根をしっかりと見てもらったうえで提案を受けることをおすすめいたします。
皆さんは、専門業者からの提案やアドバイスが本当かどうかを判断することができる程度には知識を持っておくということを意識してください。