太陽光発電システムの悪徳業者
太陽光発電システムは適正な価格で購入し、想定通りの発電量を確保することができるのであれば、10年~15年で初期費用が回収でき、その後は売電収入により利益を得ることができる、とても魅力的な商品です。
しかしながら、太陽光発電システムは設置に100万~200万円以上の費用がかかる高額な商品であり、業者も多くの利益を獲得することができるため、残念ながら販売業者の中には悪徳業者も存在しています。
実際に悪徳業者による被害事例の相談は毎年数多く国民生活センターに届いているのが現状で、その手口も多様化し、巧妙化しています。
※ソーラーシステムの訪問販売業者による被害事例の相談件数推移
※独立行政法人国民生活センター「ソーラーシステムの訪問販売のトラブルが増加」より抜粋。
こうした悪徳業者から身を守り、被害を防ぐためには、悪徳業者の手口を理解し、慎重な意思決定をすることが重要となります。
ここでは、悪徳業者の代表的な手口や、被害を防ぐためのポイントなどについて詳しく御説明していきます。
悪徳業者のタイプと手口
太陽光発電システムの悪徳業者は、主に下記の4つのタイプに分けることができます。
- 過剰なセールストーク・強引な営業
- 法外な見積り価格
- 補助金に関する虚偽の説明・不正な申請
- 手抜き工事
それぞれのタイプについて、手口とともに解説していきます。
悪徳業者の被害に合わないために
悪徳業者の被害に合わないために、意識しておきたいポイントについて詳しく説明しています。これから太陽光発電システムの業者選びをする方は、必ず読んでおきましょう。
悪徳業者の被害に合ってしまったら
もし悪徳業者の被害に合ってしまったら、国民生活センターや地元の消費者センターに相談するようにしましょう。
また、訪問販売により太陽光発電システムをこうにゅうした場合には、契約書を受け取った日を含めて8日間以内に書面によってクーリングオフを行使することができますので、もし「騙された」と気付いたら、必要に応じて専門家にも相談し、クーリングオフ制度を活用しましょう。
クーリングオフの詳細については、下記を参考にしてください。