10月19日、全国で駐車場ビジネスを展開する東証マザーズ上場企業、パラカ株式会社は自社の保有駐車場を活用して太陽光発電システム事業に参入すると発表しました。
■パラカ株式会社:「太陽光発電事業に関するお知らせ(PDF)」
同社によれば、宮崎県大崎市にある自社保有の駐車場「パラカ古川駅前駐車場」の敷地の一部を利用して新たに太陽光発電システムを設置するとのことです。
設置する太陽光発電システムの概要は下記のようになっています。
- 太陽光パネル設置場所:宮城県大崎市古川駅東1-3
- 計画敷地面積:約9,000 ㎡
- 出力規模:約740kW
- 総投資額:約3億円
- 事業開始:平成25年3月下旬
尚、今回パラカ古川駅前駐車場に設置する太陽光発電システムにより得られる想定年間発電量約75万kWhは、16期において各駐車場で使用した総電力量の約14%に相当するとのことです。
同社は2012年9月現在、日本全国に1,095ヶ所、16,445車室の駐車場を運営しており、そのうち103ヶ所、3,613車室分、約96,000㎡の駐車場用地を「保有駐車場」として自社保有しているとのことで、今後はこの「保有駐車場」において、投資利回りの向上が見込める場合に太陽光発電システムの設置を進めていく予定とのことです。
広大な不動産を所有しており、不稼働資産を稼働資産へと改善することによって収益を得ることが主たるビジネスモデルである駐車場業界にとって、まさに太陽光発電事業は本業と非常に相性が良い事業の1つです。
7月に始まった固定価格買取制度により、太陽光発電事業は初期投資余力と長期に渡る事業展開余力があれば確実に収益を生み出すことができる事業となっています。
今後も駐車場業界各社の更なる太陽光発電事業への参入、事業拡大が予想されます。
パラカ株式会社の詳細については、下記よりどうぞ。